2009年6月9日
東急不動産 (株)第5回説明会に関する報告書
豊島区長 高野 之夫 殿
豊島区 都市整備部 建築指導課 殿
『西池袋周辺の環境を守る会』住民一同
代 表 吉井 捷治
副代表 大久保 暢之
副代表 新井 忠雄
先日はご多忙中にもかかわらず、御面会いただき誠にありがとうございました。
東急不動産(株)が 2 009年6月7日に行った 、豊島区西池袋 4丁目988番1外(地番); 4丁目12番 (住居表示)、「(仮称)西池袋4丁目新築工事(共同住宅)」の建築計画説明会につきご報告します。
今回の説明会では 6月7日付け配布資料「『(仮称)西池袋4丁目計画』に関する全要望に対する確認及び回答」の第6ページ途中まで説明を受けました。建築規模は依然としてマンションのベランダから隣地境界まで55センチ程度しか保たれておらず、高さ、屋上や地下利用などについても住民の不安と不満が軽減されるには程遠い内容でした。 しかし今後とも東急不動産(株)、 デザイン・クルー (株)、フィンチ(株) と話し合いをさらに続けていきたいと考えております。
さる 6月2日、区長に「建築主に対し、周辺環境及び近隣住民の不安に十分配慮し、住民の理解が得られる街づくりをすべく十分に協議を重ねることをご指導賜りますよう」陳情申し上げました。 しかし残念ながら、建築主側は誠意ある態度で話し合いの場に臨んではおりません。とくに説明会を開催する フィンチ(株) の説明は住民に対する敬意が乏しく、ときに愚弄・威嚇するごとき発言内容と態度で臨むため、困惑しております。そのうえ個別の説明や個人情報の提出を強く求めるなど、住民の中には恐怖を訴える者も少なくありません。次回説明会の開催 日時決定に際し住民側と合意を築くことも拒否されました。
われわれは拙速な建築確認の認可と着工が紛争に至ることを懸念しています。このような事態を回避するため、十分な説明と同意への協調、さらに工事協定書の締結に向けて、十分な話し合いを望んでいます。建築主側には紳士的態度で今後も交渉継続にあたるべく、引き続きご指導いただければ幸いです。